ふれあい看護体験について

お知らせ

2025.08.06

コラム

「ふれあい看護体験」を受け入れて

ふれあい看護体験の受け入れ施設として登録し、4年目になります。毎年、同じ高校から参加をしていただいており、当施設を選んでいただく道がついたなと自負しております。

今年7月31日に高校1年生の2名に参加いただきました。当日の様子をご紹介します。
なお、写真掲載について患者さん・学生さんにご同意いただいています。

①師長さんから「看護のお仕事」について説明を受ける

②患者さんと一緒にリハビリ体験

③透析中の患者さんにインタビュー

④入院中の患者さんの足浴体験

⑤先輩看護師さんへインタビュー

以下、学生さんの感想文の一部抜粋でご紹介します。

・今回の看護体験は、看護のことだけではなく「人生」について学ぶことができました。
・お話を伺った透析患者さんは「患者会」というものに所属されていて、行政に対して医療の希望を訴える活動をしているのだそうです。医療費の見直しは透析治療を続けていくにはとても大変な問題なのだと知りました。
・週3回4時間もかかる透析を受けることを知り、とても衝撃を受けました。それでも明るくされていて、インタビューにも前向きに話してくださりとても嬉しかったです。
・この体験で、看護師だけではなく、他の医療者のお仕事も知ることができ視野が広がりました。

企画対応者の感想

 例年と違うのは、身内に医療関係者がいないので、見るもの聞くものすべてが初めてのことで、進路も明確にしていない中での体験のようでした。
 透析施設ですので、回路から血液がリアルに視覚に入ってきますが、物怖じすることなく、明るく元気に、ベッドサイドで会話をしていました。患者さんも「もっと話していたかった。楽しかった。」と大変喜んで下さいました。
ふれあい看護体験は、かかわる施設に直近で恩恵があるわけではありませんが、いつか同じ看護の道を場所は違えど選択してくれたなら、うれしいなと感じています。